THE END!?

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   「えっ!?そんなもん あるの?」  マジで!?  知らなかった そんなマジナイ あるなんて。  高城みたいな いい歳した大人が知っているくらいなんだから。  ひょっとして 世間の常識!?  女子高生の間では、総理大臣より 有名!?  「どうする!?」 高城は 相変わらずかすれた声で 聞いてくる。  もちろん 絶対それが効くなんて そんなバカな事は 思っていない。  ただ、ワラだろうが 胡散臭いおまじないだろうが すがり付きたい気持ちで。  「うん。」  そう 言っていた。 高城が 短く息を吸い込んで 横を向いた。  あれ!?冗談だった?  ガァァ…。  あたし 高城の冗談に 本気でこたえちゃった!?  アホじゃん。  切羽詰まってんの バレバレじゃん。  こっ、この場をなんとか 切り抜けねば。    
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