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とりあえず ドアを開けてくれた博雅にうながされるまま、車を降りた。
そのまま 博雅について マンションに入っていく。
なんとか 普通に歩いているけど、心臓 バックンバックンだよ。
部屋に入って ソファーに座るように 無言で指図され、端っこに 腰をおろした。
ど、どうしよう!?
こんな 機嫌の悪い博雅に 告白なんて ムリッ。
博雅は あたしの前にコーヒーを置くと、隣に座った。
ひぃぃ…、ムリムリムリ…。
ここまで来ても、あたしにはムリッ。
博雅の座っている 左側が熱い。
む、向けない。顔見れない。
今 あたし、絶対真っ赤だ。
「ねぇ、カノンさん。独り暮らしの男の家に こんな簡単に入っていいの?」
ビクゥッ。
いや、本当はよくないよ。
でも、いざとなったら 押し倒せって…。
なんて事 言えねぇっ。
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