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「だってぇーなかなかカズが会いに来てくれないから私、寂しくて淋しくて……」
そういいながら女性は俺に抱き着こうとした
が、俺は軽やかにブロック
「……会うたびに抱き着くな、70前半のババァが」
「なっ!!……こうなったらお仕置きよ~!!」
そう言ってばっちゃんは掌を俺に見せるように向けてきた
――それは俺にはきかねぇっていつになったら学習するのかねぇ……
俺もマネするように掌を突き出した
次の瞬間
ばっちゃんの掌が光り、
それと同時に火の弾が俺目掛けて飛んできた
「伊乃くん!!」
何も知らない姫香が叫ぶ
だが俺はその叫びに耳をかす事なく
ただ一言呟いた
『イレイス』
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