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……正夢になったのか?
やめてくれ、俺はまだ死にたくないぞ
俺の目の前に立つ少女は俺の通う高校と同じ制服に身を包んでいた
「ね、お願いできないかな?伊乃一樹君」
――!
なんで俺の名前を!?
「君の事は知ってるよ
伊乃一樹君
喧嘩は強くて性格は優しい、頭脳明晰、容姿端麗ってのもホントなんだぁ……」
彼女は俺の事をまるで観察するかのように眺めていた
「……いろいろ突っ込みたいこともありますがまずあなたは?」
俺がそう聞くと彼女は俺の手を握ってきた
……俺は名前を聞いたんだがなぁ……
するとようやく彼女は口を開いた
「私の名前は三谷沢姫香(ミヤザワヒメカ)よ
よろしくね」
彼女はそう言うと真っ直ぐ俺を見つめてきた
「それで……騎士って何なんですか?」
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