第Ⅰ章  少女

3/5
前へ
/15ページ
次へ
そこは何もなかった。ただ白い壁に囲まれていた。壁には何もなかった。カレンダーすらない。ただ,白い壁しかない,殺風景な部屋。 彼女はそこで日々を過ごしていた。自分の命の終わりを感じていた。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加