7人が本棚に入れています
本棚に追加
五年前…
誠人は私の前に
『大切な話がある』
って、真剣な顔して立った。
私は誠人のそんな顔を見て、
その場から離れたかった。
悪い予感がした…
だけど、誠人が私に打ち明けてくれる事、
全て受けとめたかったから、
私は誠人の言葉、聞いたんだよ。
どんなに悲しいことでも…
どんなに辛いことでも…
誠人が私の為にする事全て、
私の事、想ってくれている証だって感じれたから…
でも、聞かなきゃよかった。
聞かなかったら、
こんなに悲しくないのに…
こんなに辛くないのに…
聞かなかったら、
誠人はここにいてくれたかな…
私の近くにいてくれたかな…
あの日、誠人の言葉聞き入れて、
誠人を手放してしまった事
ずっと後悔してるんだ…
約束を交わしたあの日から…
最初のコメントを投稿しよう!