22人が本棚に入れています
本棚に追加
「先生、すいませんが保健室に行ってもいいですか?」
「ん?どうした?」
「なんか熊澤君が具合悪いみたいで…」
「んな!?」
幸は、いきなりそんな事を言い出した咲良に振り返ると、何か言おうとしたが…
一瞬、ほんの一瞬視線を送られただけでそんな思いはどっか彼方に消えてしまった
(こ、こえ~)
自然と体が震えてくる…
「たしかに顔色悪いなぁ…、咲良悪いな、熊澤を保健室まで連れてってやってくれないか?」
「え、あ、先生僕ならだいじょ……」
「熊澤君!!…無理はいけないと思うわ」
そう言うと咲良は幸の腕を掴むと教室から飛び出した
「咲良頼んだぞ~」
「は~い」
最初のコメントを投稿しよう!