プロローグ

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ドタバタドタバタ!! 朝から騒々しい物音が響き渡っている。 「え~と…Yシャツ着て、これとこれ持って………よし!」 起きたばっかりだからまだ頭がホーッとするけれど、忘れ物は無いはずだ。 キラッ…… 「…ん?」 窓から差し込む光に反射して何かが光った。 「あ!!……これ忘れる所だった」 手に取ったそれは、アルファベットのGを縦に引き伸ばしたかの様な形をしたネックレスだった。一応銀で出来ているが、よく見ると至る所に傷がある。 僕はそれを首に着けると、再び時計を見て、慌てて階段を駆け降りた。
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