プロローグ

2/4

22人が本棚に入れています
本棚に追加
/50ページ
ドタバタドタバタ!! 朝から騒々しい物音が響き渡っている。 「え~と…Yシャツ着て、これとこれ持って………よし!」 起きたばっかりだからまだ頭がホーッとするけれど、忘れ物は無いはずだ。 キラッ…… 「…ん?」 窓から差し込む光に反射して何かが光った。 「あ!!……これ忘れる所だった」 手に取ったそれは、アルファベットのGを縦に引き伸ばしたかの様な形をしたネックレスだった。一応銀で出来ているが、よく見ると至る所に傷がある。 僕はそれを首に着けると、再び時計を見て、慌てて階段を駆け降りた。
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加