‐月灯り‐

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「冗談だよ!でもまぁたまには、俺にも幸せをわけてくれよな。」 「もちろん!その時はご馳走を用意させるよ。」 「はははっ!楽しみにしてるよ」 「おお!…ん?もう帰んの?」 「ああ、見ての通り…頭フラフラだ…。久しぶりに沢山飲んだからなぁ。これじゃあ車で帰れないから電車で帰るよ」 「そうか。送ってやりたいがなぁ…主役が抜け出すわけにもいかねぇし…」 「そりゃそうだよ!大丈夫。たまには歩いて帰るのも、健康に良さそうだしな!気持ちだけもらっておくよ。」 「そ…そうか。まぁ気をつけてな。」 「ありがとな。じゃっ!また会社で!」 「ぉお!またな!」 つっても…… 歩くのもフラフラだったりする… それでも、店から出るまでは残りのエネルギーをフルに発電して、真っ直ぐ歩いた。
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