『1つだけ』

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      ―…もし1つだけ願いが     叶うのだとしたら…― 元就「こんな時刻にどうしたのだ?癒奈」 『特に何もないよ、ただ嫌な夢を見ただけ』 そぅ、嫌な夢… 屍の多い戦場で血塗れた姿で横たわる私 近くにはあなたの姿はなく、1人で自分の世界の終焉を迎える夢 元就「どんな夢でも所詮、夢にすぎぬ。気にやむことなどない」 女武将であり元就様の駒なのだからいつあの夢のようになるかわからない 死ぬことに対しては抵抗などない ただ、1つだけ…… 『はい…こんな時刻にすみません元就様』 1つだけ願いが叶うのだとしたら… 元就「問題ない。1人で寝るのが嫌なら我の部屋で寝るがよい」 私の世界の終焉が訪れた時… 『…ありがとうございます!!』 どうか、あなた様のそばで眠らせて下さい ―――END――― うーん、就様じゃない…
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