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二人はずっとそんな調子のまま帰って行った…嵐が去った…
祐太君は紅花の前だとあんなしゃべり方だけど。普通の時は普通ですよ。顔もカッコいいし。モテてます。祐太君…紅花の前だけぶりっこ…計算してますよ…
私は図書室に一人になった。シーンとしていて図書室特有の匂い…本の匂いがする。
私は手に持っていた本をなおす…ふと、朝に読んだ不思議な本のことを思い出した。
――…これだ。
私は歴史書のコーナーにいて、さっきの本を再び手にとった。
…なんか不思議な本…
ペラペラとめくり始める――…
――…私は貴方だけを愛した。他の誰でもなく貴方を――…
恋物語??ってかやっぱり日記みたいねようだけど…
そのまま次のページを開こうとした。でも…いきなり目の前が暗くなる…
――えっ?――
意識は途絶えてしまった。
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