・壱・

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――――――――――――――― 『あれ…いらっしゃっていたのですか?』 『はい。伯母上に会いにきていたんですよ』 『母上に…だけですか?』  二人はクスッと笑いあうと自然にそっと近付きあう― 『父上には私から言います。そしたら…いつでも二人で過ごせますね』 『そうですね。…あなたを私のものにできたら…死んでもいいですよ』 『まぁ…いけませんよ?私をおいていったら絶対に許しません』 『分かりました…何があっても私はあなたの側から離れません』  目を閉じると私達はそっと口付けを交わす。   …好きです。光秀様… ―――――――――――――――
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