9249人が本棚に入れています
本棚に追加
/333ページ
私達二人ともハテナマークを頭に浮かばせた。今、昴って説明したばかりなのに。
お兄ちゃん達二人は目を見合わせると『なにもない』と言って私に一緒に帰るようにと促した。
「桔梗。お兄さん達と一緒に帰りなよ。わざわざ迎えにきてくれたんだから」
「いいえ!先輩と帰ります。ずっと私の側にいてくれたのは先輩ですから」
「……二人とも私の車に乗りなさい。君も私達の近所なのでしょう?」
「え?」
お兄ちゃんが先輩を車に乗せることを許可した!?嫌いな人は絶対に乗せないのに!もしかして先輩のこと気に入ったのかな?
先輩は断ってたけれど、水月お兄ちゃんの黒い笑顔に負けたらしく四人で帰ることになった。
.
最初のコメントを投稿しよう!