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「桔梗~今日は一緒に帰らない?昨日のお礼のハーゲンダッチョ」
「いくー!ハーゲンダッチョ食べたい!」
「よし!決定~!あっ…でも先輩は?」
「今日は用事があって帰れないって言ってた。祐太君は?」
「あ~なんか風邪らしくて今日は学校来てないのよね」
「そうなの?」
クラスが違うのでそれは知らなかった。
放課後私達が帰ろうとすると先輩の姿がこちらに向かってきた。
「先輩?どうしたんですか?用事は?」
「ドタキャンされた。だから一緒に帰れることになって迎えに来たんだけど…遅かったな」
「明智先輩、私はいいですよ!二人で帰ってください」
「えっ?ハーゲンダッチョは?」
「日曜に遊びに行くでしょ?その時にたべよーよ。今日は二人で制服デートでもしたら」
紅花はそう言うと笑顔で帰っていく。
「ありがとな!」
先輩が紅花に向かってそう言うと紅花がこちらに向くと……
「いいんですよ!それよりも早く桔梗を食べちゃってくださいね~」
………!!
私達は二人とも赤面する。何言ってんのよ!!
「……行こうか」
つったてるわけにはいかないので私達も学校を出ることにした。
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