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信長は私の姿を見るとフッと笑い、「もっとしろよ」って言いにきた。
いつもの私なら「馬鹿言わないでよ!」とか言ってるかもしれないけど今日は素直に頷くと、顔を両手で優しくもつと私の顔ギリギリに近付けて、頭に……額に……頬に……鼻に……それから唇にキスした。
最初は軽く当てるようなキスだったのが徐々に激しくなっていく。
「ふっ……ン……」
口内に信長の舌が入ってきた……
頭が真っ白になりそうなキス……
愛しい……
「もっ……と」
無意識に口に出してしまう。恥なんかもう忘れてる。
信長が私の着物に手を入れてきた。
「……いい?」
熱っぽい瞳で信長はそう聞きにきた。そんな聞き方……なし!いいもなにも……私がもう我慢できない。信長の全てが欲しい……
私はコクリと頷くと信長の唇が首筋……鎖骨にキスをして、舌を這わせてくる。その度に甘い声が部屋に響く。
信長は私を畳の上に優しく寝かせると、自分の着物を上だけ脱ぐ形にしていた。帯はとらずに……その姿はあまりにも妖艶すぎて私は更に熱くなってくる。
「お濃……」
私を呼ぶ信長の声が私の耳に心地よく響く。
「のぶ……なが」
私も信長の名前を呼ぶ。
愛してる。本当に愛してる。愛してるって言葉だけじゃ足りないほどに……
私の名前は【桔梗】。桔梗の花の花言葉は【変わらない愛】
私の全てを信長にあげる……変わらない愛と共に。
「愛し……てる」
「俺の方が……愛してる」
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