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「そっか…」 安心した、ような顔。 なんだよ。 そんな顔、するな。 もしかしたら、って 思っちゃうだろ。 「大丈夫、衛を置いて彼女なんか作らないって」 肩を軽く叩いてやる。 「良かった」 あぁ、誰か。 この可愛いく笑う生き物を、 抱きしめることができる身体を下さい。 ぱっと見、俺が抱かれる側なんだろうけど…。 そう考えると、悲しいな。  
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