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「衛ー、帰ろ」
ぴた、と愛しい恋人の背中に貼り付く。
恥ずかしがり屋の君が、顔を真っ赤にさせて俺を見る瞬間が、堪らない。
「わ、わかったから、それやめろって!!」
彼いわく、この角度で見つめられると、凄く腰にくるんだとか。
そんなこと言われたら、俺だって理性保つの大変。
まぁ今は、それを武器にフル活用して遊んでるんだけど。
「むー…、いいじゃん別に。
俺ら昨日から恋人同士なんだから」
拗ねた口調で、衛の顔を覗き込む。
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