はちあわせ

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─*─ 長く苦しい時間を経て、俺達はようやくクレープを購入することができた。 今は近くのベンチで二人仲良く座っている。 それにしても 「デカイなソレ」 「は、はい……想像以上です」 俺の腕の長さ位ある特大クレープ。てっぺんには鮮やかに彩られたフルーツ達。製造過程を見ても中にも色んなフルーツ、チョコ、クリームが盛りだくさん。 幅もあり、凄まじいボリュームだ。 カップル二人で食べても、二人共腹が一杯になってしまう、いや、もしくは食べきれないかもしれない。 あ、因みに俺の身長は177cm。まあクラスでは一番高い。 手足も背丈の割に長い……という事を考慮して貰えばいい。 「いけるのか優里?」 「んーと、少し勇斗さんが手伝ってくれるなら、いけると思います」 少しだけでいけるのか。 相変わらず甘いモノに対する執着心は尋常じゃないものがある。 それにしても、良くナイスバディを維持できるな。 腹はへっこんでるし、あれか? 全部胸に行っちゃってるって訳か?結構でかいし……。
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