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「で、でも勇斗さん……時間無くなっちゃいますよ?」
分かってるって。
時間よりも大切なものがある。
プライスレス。いや、違うか。
「じゃあ優里はどーしたい?」
もし時間を無駄にしてまで行くつもりは無い、なんて言われた暁には、勝手に妄想を膨らましていた自分が恥ずかしくて、ボルト級のスピードでこの場から逃げることは間違いない。
「わ、私は食べたいですけど……でも勇斗さんが……」
妄想通りの回答に、正直胸がキュンとした。
「関係無いよ。優里がしたいことをすればいい……く、口移ししてくれれば」
「ありがとうございます…………ど、どこまで変態なんですか?//」
どこまで変態……か。
多分、俺の考えでは高校生男子の8割は変態で占められている。
俺は純情ですよ、なんて言ってるやつは、ほとんどが嘘だ。
……まあ、そこらの男よりエロいことは認めよう。
「変態以上、優里以下」
優里=エロ神様。
この方程式は未来永劫、崩される事は無い。
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