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「変態より上の勇斗さん…………その上を行くんですかっ、私!?」
えっ、今さら?
「当たり前だろ?
だいたい、この世にお前よりエロいやつは居ないだろ?」
あまり皆には知られて無いようだけど……。
「そ、そんなまだまだですよ……私なんて」
頬っぺたを真っ赤にし、左右にブンブン顔を振りながら謙遜する優里。
エロいことは優里の中では、良いことなんだろうか?
ちょっと喜んでるように見えた。だから取り敢えず、もっともっと言ってやろうと思った。
「だいたいさ、『勇斗さんが望むなら』とか言って、元旦の神社で巫女プレイだとか、満員電車プレイだとか言うお前よりエロいヤツがいったいどこに───…」
どこにいる。
そう言おうとしたけど、途中で優里の大声に遮られた。
「わーーーーー!?勇斗さん!!止めてください!!は、恥ずかしいですこんな所で……」
周りをチラチラ見ながら、俺の胸の辺りを掴んで涙目で訴えてくる優里。
すんげー可愛くて、もっともっとイジメたくなったけど、その優里のチラチラ見た方を見て、俺まで恥ずかしくなってしまった。
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