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「よいしょ」
満流は嫌々ベッドからおりて制服に着替え始めた。
短い髪がボサボサになっている。
鏡を見ながら櫛で整える。
綺麗な艶のあるショートヘア。
「よしっ」
満流は鞄を持ち部屋を出た。
家の中はシーンとしている。
家の中には満流以外誰もいない。
リビングにあるテーブルの上に一枚の置き手紙と5千円札がおかれているだけだった。
「………」
満流はその置き手紙を手に取り、ゆっくりと読み始めた。
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