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寂しげな表情で満流は学校に向かって歩いていた。
とぼとぼと…。
「ハァ……」
小さなため息をつく。
タッタッタ…
「?!」
背後から誰かが走ってくる音がした。
「満流~!!!!!
ミ・チ・ル~!!!!!!」
明るく元気な女の子の声が満流の耳に入ってきた。
満流は振り返った。
「あっ……おはよう!!!
夏美!!!」
そこには同じクラスの親友、大友 夏美(おおとも なつみ)がいた。
満流のさっきまでの寂しげな表情が笑顔になった。
満流のとなりに夏美が並ぶようにして立った。
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