第一章

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満流はそのことを決して夏美にも、他の友達にも話さなかった。 そしてもちろん母親、本人にも…。 一人でずっと悩み苦しんでいた。 友達や他の人の前では明るくふるまっている。 嘘の自分を作っている。 でも、本当は…誰かに支えてもらいたかった。 誰かに………。 そんな満流にとって転入生がくる出来事は大したことではなかった。
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