視線

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いつからか捜していた 何処からか見つめていた 俺の視線に気付いても アンタが振り向くことはなく ただひたすら俺の前を行く そんな背中に 何度声を掛けようとしたか… そんな背中に 何度手を伸ばそうとしたか… その度に俺の理性が邪魔をする 傍にいたいと願うのは罪なのか? 共に生きたいと思うのは罪なのか? この世の全てが戯れ言で この場の全てが綺麗事 いつも前にあるその背中 絶えず視界に入るその姿 無意識に見つめる俺の目に アンタの生き様が写り込む そんな背中に 何度俺が叫んだか そんな背中に 何度手を伸ばしたか その度アンタは無視(シカト)して 俺を見ようとしてくれない 傍にいたいと願うのは罪? 共に生きたいと思うのは罪? この世の全てが戯れ言で この場の全てが綺麗事 アンタの瞳に写りたい それが罪になるのなら その罪を犯してでも 俺の生き様見せつけてやる
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