始まりは突然に……

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【小雪】「………ふぅ。まあ、直樹の遅刻癖はいつもの事だしね。 今日の所は許して上げる」 笑顔で許しはしてくれたが、これ以上遅刻をしたら許さないと言う事でもある。 【直樹】「あ、ああ、今度からは気をつけるよ………」 俺は安堵すると、早速と言わんばかりに小雪と歩き出した。 【小雪】「はぁ~、今日から学校………直樹、楽しみだね♪」 【直樹】「ああ! 勉強の為に行くのは嫌だが、小雪と一緒に行くんだ……楽しみに決まってるさ!!」 むしろ、小雪がいるからこそ学校への生き甲斐が出るってもんだ。 【小雪】「………直樹、よくそんな恥ずかしい事が言えるね……」 顔を赤らめながら周りをキョロキョロする小雪。 そんな彼女が可愛くて、俺は思わず抱き着き…………はせずに手を繋いだ。
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