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【小雪】「そっか…………直樹がそう言うならそうなるかな?」
【直樹】「ああ!」
まるで、バカップルかのような会話。
…………え? 恥ずかしくないのかって?
ふ………彼女、もしくは彼氏がいない君には分からないだろうが、恋人が出来たらそんな物は些細な事でしかないのだよ!
………とまあ、そんな感じの会話を続けながら俺達は学校へと向かって行ったのだった。
【直樹】「俺のクラスは…………あった、B組か」
学校へと辿り着いた俺達は早速と言わんばかりに、廊下に張り出されているクラス表へと駆け寄った。
【小雪】「………あ、私の名前も……クラスはB組……」
お互いにクラスを確認すると、同時に振り返り笑い合った。
高校最後の一年………………それを同じクラスで暮らせるのだから当たり前だろう。
【直樹】「ほらな?
俺の言った通り一緒のクラスだったろ?」
【小雪】「クスクス…………うん♪」
得意げに言う俺に、笑って返事を返して来る小雪。
と、そこに見覚えのある集団が近付いて来るのが見えた。
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