始まりは突然に……

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【広樹】「はぁ……会ってそうそう何をしてるんだ? お前達は……」 【直樹】「おっ、広樹か。 はよ~」 【広樹】「はよ~、じゃねーよ………」 溜息と共にやって来た一人の親友……広樹だった。 【直樹】「ハッハッハッ、しょうがないじゃん。 コイツがいきなり抱き着こうとして来たんだぞ? お前だって、されそうになったら同じ事するだろ?」 【広樹】「うっ、まあ、その通りだが……場所を考えろよ。 こんな所に置いたらみんなの邪魔になるだろ?」 そう言いながら、雄二を隅へと追いやる広樹。 雄二を物扱いする辺り、広樹も中々に酷いな…… 【直樹】「とまあ、雄二の事はこの際置いといて…………… 今年もお前らと同じクラスか……もう、ここまで来ると腐れ縁以上だな……」 どうせ、美希や麻衣も一緒のクラスだろう。 予想通りの展開に溜息をつきながらも、どこかホッとしている自分がいた。
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