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【広樹】「はいはい。
どうせ、カップル達にとって野郎は邪魔ですよ」
広樹は苦笑いをしながらそう言うと、雄二を引きずりながら教室へと歩いて行った。
【小雪】「………広樹君や雄二君に悪い事をしたかな………?」
そして、それを申し訳なさそうに見つめていた小雪だが、握られた手を決して離さなかった。
【直樹】「はは、まあ、広樹や雄二には悪いけどさ………どうせ教室は同じなんだ。
今くらいは恋人といたいだろ?」
【小雪】「あ……うん!」
力強く頷く小雪。
俺は、それを見て満足すると、新しい教室へと向けてゆっくりと歩き出した。
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