始まりは突然に……

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小雪が病院を退院し、数カ月が過ぎ………俺達は無事に春休みを迎えていた。 今では、小雪の体調も調子が良く、三年へと無事に進級も出来ていた。 【小雪】「直樹、次はあそこ! あの店に行こう」 【直樹】「わ、ちょっ、小雪。 分かったから、手を引っ張らないでくれ」 小雪が退院して、始めての長期休暇……俺達はほぼ毎日、暇があればデートをしていた。 何でも、今まで出来なかった分を取り戻す為だそうだ。 まあ、俺に断る理由も無いからいいんだけどな。 【小雪】「直樹、直樹。 あれは? あれは何?」 【直樹】「ん? ああ、あれはクレープっていうんだ。 なんだったら食べて見るか?」 【小雪】「うん!」 小雪は、今まで入院していた為か、目に入る物全てが珍しい見たいだ。 どこに行っても小雪は、子供のように目を輝かせながら、街を歩いていた。
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