始まりは突然に……

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【雄二】「ごほん! 顔見知りの奴、知らない奴……ごきげんよう! 俺の名前は吉原 雄二! しがないイケメンさ! 好きな物は、アニメ、ゲーム。趣味は最近始めたエロゲーさ! 勿論、三次元の女の子も大好きだからいつでも俺の胸に飛び込んで来な、チェケラッ!」 【教室内】「………」 ………早速、新幹線のぞみ並に飛ばして来たな、こいつ。 たたでさえ、ゴキブリを見るかのような視線を去年味わってるのに、懲りずに繰り返すとか…………本気で尊敬するわ… どうせ、冷ややかな視線が雄二に送られるのだろうと教室を見ると、予想外の事が教室内に展開された。 【女子B】「ねぇ………あれって、もしかして…………」 【男子B】「あ、あぁ……間違いない! M男だ、伝説のM男じゃねぇか!?」 驚愕の顔で雄二を見るクラスメート達。 しかし、一人の男が封印された(雄二内で)名前を叫んだ瞬間……教室内が爆発したかのように声が響き渡った。 【男子C】「マジかよ………… M男って、新入生相手に自分の性癖を見せ付けるかのような劇をした、あのM男か!?」 【女子C】「え、まだ学校に来てたの!? 私が聞いた中じゃ、余りの変態振りに退学になったって聞いたんだけど!」 【男子D】「俺は、Sパートナーを見付けて旅に出たって聞いたぞ?」 ガヤガヤワイワイ…… 好き勝手に有る事無い事を言い出すクラスメート。 なんか、俺の予想以上に雄二は有名だった見たいだ。 俺は半ば感心しながら雄二を見つめるのだった。
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