Come death

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O・R空港へ着くと雨雲がでてきて嫌な気分になってきた。 しばらくレンタカーの借りれるところを探しにヨハネスブルグを散策していると、やはり雨が降ってきた。 しかも、ドシャ降りの雷付きだ。 しばらくするとレンタカーが借りられそうな店を見つけ入ることに。 そこの店の人は、なかなか気さくな人のようで中年の男性だが英語が喋れるので色々と話した。 すると別れ様にこう話した。 「ここは、日本人が暮らせるような甘い場所じゃない。銃声が鳴り、血の道ができる街だ。長居はしないほうがいい。死神に狩られるぞ。」 僕は軽く”それじゃあ、死神にサインもらわないとね”と流して先を急いだ。 正直、肌で体感している。 薄暗い町並み、臓物の腐敗した臭い、血生臭さが立ち込めていた。 車を運転していて、赤信号に止まる。 すると、向こうから警察官が何やらこっちに猛烈な勢いで向かってくる。 「ダメ、赤信号でも日本人は止まるのダメ」 片言の英語で必死に叫ぶと銃声が聞こえた。 警察官は転ぶように倒れ、ただの肉の塊となった。 僕は何が何だかわからなくなって、ただ瞳孔の開いた目で警察官を見ていた。 すると、ボンネットの上にボンと黒い全頭ニット帽に迷彩の軍服を着た男がマシンガンを突き付けながら立っていた。 さらに、辺りを見渡すと同じ格好の男達に囲まれていた。 「手を上げて車から出ろ」 軍服の男達の言う通りに僕は車から降りた。 軍服の男達は素早く車の中を物色し、僕のアタッシュケースを出してきた。 「このアタッシュケースを開けろ」 僕は半ベソかきながらアタッシュケースを開けようとした瞬間銃声が遠くのほうから聞こえた。 目の前の軍服を着た男の頭がポップコーンの様に弾け飛んだ。 そして、軍服の男達はいったん車の陰隠れようとしたが、もう遅い。 パン、パン、パン さらに、銃声は3発なった。 僕は怖くてその場にうずくまってしまった。 さっきの銃声でさらに軍服の男は3人頭を撃ち抜かれた。 残りの軍服の男は車の陰に隠れて無線をしていた。 路地から人陰見えた。 「よう、日本人。今、助けてやるからいい子にしてろよ。イヤッホー」 そう言いながら、金髪にロングヘアーの若い女の子がデザートイーグルを片手に飛び出してきた。
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