2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
  現実を見たくなくて 目を瞑っていた   目を開けば 日が眩しいだけ   もう一度目を閉じれば 涙が静かに流れる       ・・・ 本当は   日が眩しくて流れた涙じゃなく 現実が恋しくて涙が流れた   ただ一人が寂しかった 本当は現実を見たいんだ   誰かが手を差し伸べてくれるのを 待っていたんだ   誰かが手を差し伸べてくれるのを ずっと信じていたんだ   そんなときアナタだ 手を差し伸べてくれた   迷わずその手に手を重ね しっかりと目を開いた   日が開いた瞳を照らし 現実と目の前のアナタを しっかりと見せてくれた   今度は 日差しが眩しくて アナタの存在が眩しすぎて 涙が流れたんだ   初めて涙の意味を知り 現実を受け止める理由が分かったんだ   溢れる涙を止めず 溢れる現実に目をそらさず   前の現実を真っ直ぐ見るんだ アナタを真っ直ぐ見るんだ  
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!