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「ただいま~」
元気にドアを開けるセリス。
中には、おじいさんと母親らしき人がいた。
あのおじいさんが村長かな。
「お~、おかえ…」
「あ、お邪魔しま…」
「セリス!!!」
急に母親らしき人がどなった。
「またモンスターを持ち歩いて…襲われたらどうするの!!」
モンスターは僕のことかな?
「まぁまぁ…セリスちゃんも悪いモンスターじゃないと思っているじゃろう」
それ以前にモンスターじゃない…
「あのね…」
あぁ…セリス泣きそうだよ…
「早くそのモンスター捨ててらっしゃい」
僕も泣いてもいい?
「このモンスターの名前…」
「ほっほっほっ…もう名前までつけたか」
僕はペットか。いやモンスターか。
「やきにく…っていうの」
そう言った瞬間、彼らの表情は険しくなった。
…ついていけん。
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