128人が本棚に入れています
本棚に追加
食事の時間。
どうやら食事はトーフーの煮込み。
白い湯の中に白い物体があります。
どうも食べる気が…
「さぁ、召し上がれ」
明るい笑顔のセリス。
無念。食べるしかないのか…
1つの白い塊をスプーンですくい、口に運んだ。
ん?意外にも酸味がきいて美味しいぞ?
ガツガツ食う僕を見て、セリスが「良かった…」と呟いた。
「ほっほっほっ…さすがモンスター…」
「ちょっ、ちょっと待って下さい」
僕は食事を止め、言いたかったことを言った。
「あの…僕はモンスターじゃありません」
初めてセリスにモンスターじゃないと言ったように、みんなきょとんとしている。
「んじゃ…植物?」
「いや違くて…人です」
みんな驚く顔。
いや驚かなくても…
「ふむ…やきにく…と言ったかな」
急に真面目な顔になるじいさん。
「はぁ…」
「ここの大陸…いやここの国を何ていうか知ってるかな?」
え…そりゃ日本でしょ?まぁ…何か違う雰囲気だがら外国かなって感じもするけど…
「ここは…やきにくの国じゃ」
…もう何がなんだかわからねぇ…
すると、じいさんが話した。
最初のコメントを投稿しよう!