そして旅立ちと冒険

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翌朝。 村の入り口の近くにはたくさんの人がいた。 早朝にじいさんに起こされ「その服がモンスターと間違えられる」とのことで、この世界と合った服装をした。 なんか…現実世界の服装より動きやすい。 そして、セリスの母親から「これを…」と鉄の剣らしき物をもらった!! 正直重い… 「どうじゃ、今の心境は?」 「早く帰りたいです…」 何しろ…周りの空気は歓送ではなく 「なんでモンスターなのに私達の服装を…」 「きっと剥ぎ取ったんだ」 「そんちょうさん、かわいそう」 と、なぜか非難… 「お主にもう1つプレゼントがある」 そこにはまた剣が… しかしその剣は鍔の部分が星の形をしていた。 「この剣は星屑の剣といい、持ち主の力量に合わせて強度が変わる。気をつけて使えよ」 持ち主の力量ねぇ… めちゃくちゃ軽いんですけど… まさかトーフーより弱かったり? 「…最後に聞きたいことがある」 ん?と振り向くと、じいさんは深刻そうに話した。 「お主は世界を救う気があるのか!」 え? 「仮にも伝説という名を持つ者!!どうじゃ!!」 「あぁ…伝説の名を持とうが僕は僕ですんで…」 そうかっとじいさんはそう言った。 いやだって僕は平凡な人ですよ? さすがにねぇ 「なら1つ忠告をしとく」 忠告?
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