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「やきにくの名は出すな!人は期待してしまう!!」
めっちゃ迫力のある顔で言った。
正直びびった…
「は、はい分かりました。のたれと名乗っときます」
僕は情けない声で言った。
「あと…その星屑の剣は返してもらう」
え!!
「セリス…準備はできたか?」
そうじいさんは言うと、セリスはリュックをしょって出てきた。
え?えぇ?
「帰る時はその子に剣を渡してくれ」
え?
「はい!!責任を持って、星屑の剣を届けます!」
そう言いながらセリスは敬礼をした。
「ちょ、ちょっと待って…」
「さぁさぁ早く行きましょう」
セリスは僕の背中を押す。
「だからさぁ、さすがにまずいって危険な…」
「早く行かないと村人に殺されますよ…」
そう言われ、後ろを見た。
「セリスをどうするんだ」
「まさか誘拐?」
「ゆるさねぇ…」
変なオーラが…
「い、行ってきま~す」
僕はセリスの手を引っ張り、村を出た。
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