そして旅立ちと冒険

5/10
前へ
/410ページ
次へ
「っていうか、なんでセリスなの?」 僕はセリスに聞いてみた。 僕らは今、やきにく城へ向かうため、南の街を経由し、山へ登り、港へ行き、そこからやきにく城へ向かう。 なんとまぁ長い道のりだ… 「ほえ?」 っと携帯トーフーを食べながら、セリスは答えた。 「えっと…モグモグ…わたひの…モグモグ…」 「食べながら話すなよ」 そう言うと、急いでセリスは飲み込んだ。 「私のペットだから」 …え? 「だって、伝説のモンスターを捕まえたんだもん。責任とらないと」 セリスは、明るい感じで歩いた。 「だからモンスターじゃない!!人だ!!それに危ないじゃないか…またトーフーに襲われたらどうする」 セリスはきょとんとし、笑った。 「はははっ!!あれは武器忘れたからだよ。武器あれば余裕だよ」 武器があれば余裕って…そんなにトーフーは弱いのか? 「逆に心配だなぁ…」 「え!?」 「のたれさん、あんなのに負けそうになったり」 「ば、バカいってんじゃねぇよ。余裕だよ」 僕は早歩きをした。 …実際そうかも… そんなに僕は弱いのか… 出会ったら逃げようか… ひたすら後ろ向きに考えてた… ん?それにしても 「セリス、今…」 っと後ろ向いた瞬間! 脇腹に激痛がはしった!!
/410ページ

最初のコメントを投稿しよう!

128人が本棚に入れています
本棚に追加