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「くっそぉ…」
「予想通りだったね」
セリスは笑顔で言った。
「星屑の剣は持ち主の力量に合わせる…つまり、のたれさんはトーフー以下なんだ!!伝説のモンスターなのに!!」
セリスは大笑いをした。
「しようがないだろう…剣とか扱ったことないし…」
「いやいや…それでもあれはないです。…プププ」
はぁ…とため息つくものの、確かにこのままではダメだ!!
女の子に守られるなんてダメだ!!
特訓しよう!
「あ、それにしても、ようやく名前呼んでくれたな」
セリスは、え?って顔をした。
「いや、のたれさんって…」
「あぁ、伝説のモンスターだと長いから、呼びやすい方がいいかなって」
…あぁ、そうですか。
どうすればモンスターから人になるんだろうか。
「ほら!もうすぐ街だよ!!」
セリスは街の方を向かって走った。
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