ただ僕は借りたかった。

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「いいから、たれ渡せや!!!!」 僕はかなりの大声で言った。 近所迷惑考えずにね。 すると…辺りは静寂となり黒い玉が回っている音しか聞こえなくなった。 なんでいきなり静寂に… 『キレた』 え?何?キレたって?? すると、黒い玉は急に大きくなり、僕を吸い始めたのだ。 うわわわ…ちょっ…ちょっと待って。 『見逃そうと思ったがやめた。死ぬがよい』 いやぁぁぁぁあぁあ!! もしあの黒い玉がブラックホールならぺちゃんこになっちゃう!! そして跡形もなく消えちゃうううぅぅぅ!! 吸い込む力はだんだんと大きくなり、速く回り、そして音も速くなった。 あぁもう!!ギュインギュインうるせぇぇえ!! ダメだ…もう黒い玉が目の前に… あぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ…
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