最初のお出かけ

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右京「えーと、塩とこしょうをかけて……ケチャップをかけて……よし、あとは卵だな」 次は卵を焼きはじめた。 さっと慣れた手つきで卵を溶いてフライパンに流す。 右京 「よろこんでくれるかなアメリア……でも味が感じられない……かわいそうだな……」 半熟にした卵を焼き終わりチキンライスをお皿に丸く綺麗によそう。そのあと半熟の卵をのせた。 これでオムライスの完成。 なんとも香しい匂いが部屋を漂わせる。 右京 「さぁ~て、アメリアを起こしてご飯にしよう……」 そう言って2つのオムライスを持って振り返った瞬間 目の前にアメリアが寝ぼけながら立っていた。 右京 「うわっ!いつからいたの?」 アメリア 「……今起きたの……いい匂いがしてさぁ♪」 右京 「全然気がつかなかった……」 アメリア 「お腹すいたぁ………」 右京 「今作ったぞ、オムライスって言うんだ」 アメリア 「早く…食べたいなぁ…」 右京 「……顔を洗っておいで」 一度部屋にオムライスを持っていき、アメリアを洗面台へと行かせた。 アメリア 「きゅうぅ……」 右京 「ほら、早く洗わないと」 水を出してアメリアは水に触れて顔を洗い始める。 アメリア 「冷たいぃ……」 右京 「はは、まぁもうすぐ冬だからな」 アメリア 「さっきは温かかったよ?」 右京 「さっきのはお湯だからさ」 アメリア 「お腹すいたぁ……」 右京 「今食べるからな……さぁ顔を拭いて」 アメリア 「ふぅ……」 拭き終わると右京はアメリアの手を引いて、部屋に向かい、互いに向かえ合わせで座る。 右京 「それじゃあ食べようか?」 アメリア 「うん♪」 右京 「それじゃあ、いただきま~す」 アメリア 「いただきます♪」 2人の昼食が始まった。
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