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アメリア 「右京、これは血でできているの?」
右京 「ごめんアメリア……血ではできてないんだ」
アメリア 「でも赤いよ?」
右京 「それはケチャップなんだよ……」
アメリア 「へえぇ…………パクッ!」
アメリアはよく噛む。
アメリア 「………ゴクン」
右京 「……どうだ?」
しかしアメリアはただニッコリ笑うだけ。
右京 「そうか味がないもんなぁ……食べる気になれないだろ?」
アメリア 「ううん……右京が作ってくれたからきっと美味しいよ♪」
その言葉にドキッと来てしまった。
右京 「そう言ってくれると嬉しいな……」
アメリア 「えへへ♪」
味を感じられないオムライスを美味しそうに食べていくアメリア。
右京はどうしてもアメリアに味を感じられるようにしたいと思っていた。
右京 「死神は味を感じられるようにならないのか?」
アメリア 「知らないんだぁ……あるらしいけど」
右京 「じゃあついでに質問、アメリアは俺以外の人に見れるようになるのか?」
アメリア 「うん♪なれるよ♪だけどそうすると私の能力は使えなくなるんだぁ♪」
右京 「能力?」
アメリア 「まずは猫になれるのと、壁をすり抜けられるのと、結界をはれるのと、武器をだすことと、記憶を消す、などなど……」
右京 「いっぱいあるな……一番気になるのは、猫になるかな…」
アメリア 「今なってあげるよ♪」
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