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右京 「え?……」
するとアメリアはふっと瞬間的に消えていなくなった。
右京 「消えた……」
にゃ~おん
右京 「ん……?」
後ろを見ると小さな黒猫が尻尾を揺らして可愛く座っている。
右京 「………可愛いな」
猫アメリア 「……ありがと♪」
右京 「!……喋れるのか!」
猫アメリア 「うん♪」
右京 「……戻れる?」
アメリア 「わかったぁ♪目を瞑って♪」
言われた通りに目を閉じると
アメリア 「いいよ~♪」
右京 「………おぉ?」
目の前にいたのは確かに居たが、それは違うアメリアだった。
右京 「あれ?……」
アメリア 「どうしたの?」
ピコピコ……
右京 「おかしな……」
アメリア 「………?」
右京 「……頭に耳がついていて尻尾が出てるんだが……」
そう
アメリアの頭には猫の耳、それから尻尾が出ていたのだ。
尻尾を揺らして、耳を動かして。
アメリア 「え?………はぅあ!?」
右京 「えっ?なにそのサプライズ?」
アメリア 「にゃあぁぁ!また失敗したぁ……」
右京 「戻せないのか?」
アメリア 「きゅぅぅ……前に失敗した時はしばらく治らなかったぁ……すごく恥ずかしいよぉ……」
右京 「おぉ……」
ゆっくりとアメリアの猫耳を触り始めた右京。
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