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アメリア 「あはは♪お出かけ、お出かけ♪」
右京 「やけに元気だなぁ」
アメリア 「あはは♪……えぇい♪」
ピンポーン
右京の部屋のインターホンを鳴らす
ピンポーン
ピンポン、ピンポン、ピンポン
ピンポーン……
右京 「やめろ……壊れる」
アメリア 「だって楽しいんだもん♪」
右京 「これから行くところはもっと面白いんだぞ?」
アメリア 「………じゃあ行こ、早く行こ♪」
飛び跳ねながら先に階段を下りて上機嫌に歩いて行く
右京も階段を下りたが
アメリアの方向には行かなかった
それでもアメリアは一人で鼻歌を歌いながら歩いて行った
右京 「おーい、アメリア……」
アメリア 「にゃ?…早くおいでよ右京~」
右京 「動物園はそっちじゃないぞ~」
アメリア 「はぅあ!……」
慌てて右京の所に走って行くが
ドサッ……
アメリア 「きゅうぅぅ……」
右京 「大丈夫か……?」
アメリアは転んでしばらくそのまま
アメリア 「いたい……」
右京 「さぁ立ち上がって……」
手を差し出すとその手をとって立ち上がる
アメリア 「きゅうぅぅ……」
右京 「はは、慌てるからだ♪」
アメリア 「早く行こうぅ……」
右京 「はいはい、しっかりついて来いよ」
アメリア 「はぁ~い♪」
歩き始めたその時
向こうから一台のバイクが通り過ぎていく
ブゥゥゥゥン……
アメリアをちょっと見ると
やはり目を輝かしていた
アメリア 「なにあれぇ!かっこいいぃ!」
右京 「あれはバイクって言うんだよ」
アメリア 「あれ欲しい、あれ欲しい!右京~ちょうだい♪」
右京 「あげることは出来ないけど乗せることはできるよ」
アメリア 「ほんとに!?やった♪」
バイクでものすごく喜ぶアメリアだった
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