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それから10分……
そろそろアメリアは退屈しだした。
アメリア 「ねぇ~え~まだつかないのぉ?」
右京 「まだそんな経ってないぞ~それに電車に乗らなきゃいけないんだ」
アメリア 「そのでんしゃってなにぃ?」
右京 「まぁ行ってからのお楽しみだ♪」
アメリア 「面白いのかぁ?」
右京 「多分、喜ぶぞ♪」
アメリア 「そっかぁ♪」
また喜びながら歩きだす
楽しみにしながら陽気に進むにつれて駅に近づいて行くと
人は多くなっていった
その人々はほとんどが右京の方を見ていく
アメリアは目を輝かしながら全身で喜びながら、周りを見渡していた
アメリア 「わあぁ……見るもの全てが楽しいなぁ♪」
右京 「う~ん………」
アメリア 「どうしたの?」
右京 「いやさぁ……なんかみんなに見られている気がして……」
アメリア 「……確かにね~」
クスクス……
時々聞こえる笑い声
右京 「まさか……アメリアが見えてるんじゃ………なわけないよな?」
アメリア 「えっ?普通に見えてるよ?だって消えてないもん」
右京 「………へっ?」
アメリア 「私は消えてないよ♪」
右京 「……じゃあこのネコ耳と尻尾も?」
アメリア 「……うん♪」
右京 「……えぇぇぇぇ!!いやまずいでしょ!やばいっしょ!」
アメリア 「なんでぇ?」
右京 「その耳と尻尾がまずいんだぁぁ!!」
アメリア 「なんで?可愛いっていったじゃん?」
右京 「確かに可愛いけど……それは俺がみんなから痛い目で見られるんだ……」
アメリア 「あうあ~じゃあ大変だぁ……」
右京はアメリアの手を引いて、人気のない小路地に入っていった
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