第一章 再会

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その言葉を聞いたユンは剣を抜いて一歩下がり、ふっと空気に掻き消えた。 それを羨ましそうに見送って、レトも短剣をぽいと投げ捨てる。 その行動をどうとったのか、ラセが慌てて言い訳じみたことを並べ立てた。 「あの、2対一でしたし、ユンが切ったところで物理的なダメージはないですから。それに、レトさんが本当の力を出せば…。」 「自分でコントロールできない力は、私の本当の力じゃないよ。」
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