第一章 再会
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レトは首に手やると、細い鎖をつかんだ。三つかけているペンダントのうちの二つを外し、ポケットに大切そうにしまう。 「なるほど。準備完了といったところか。」 レトと男の間は5メートルは離れていたが、男は予備動作も何もなく、その距離を詰め。 突然現れた炎の壁に行く手を遮られた。 手袋を捨て去ったレトの右手には魔法陣が刻まれている。炎はそこから発生した物だった。
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