第一章 再会

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大きく、今までになく大きく後ろへ飛んだレトは、まるで石を投げるかのようにもっていた剣を投げた。男の方へ。草原に描かれた魔法陣にむかって。 突如火柱が上がった。燃えるものもないのに空へと燃え上がる炎のなかに、男はいるはずだった。 油断なく見守るレトの目の前で炎はだんだんと鎮まっていき。
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