第一章 再会

17/22

20人が本棚に入れています
本棚に追加
/209ページ
ゆっくりと、唇を吊り上げて、笑った。 「教える必要はないだろう。私は、君の敵。それだけだ。」 「そっか。うんわかった。」 残念そうに呟いて、レトは振り返る。 「できました。」 「ありがと。…エリュト?今度は私が助けるよ。ごめんなさい。やっぱり私は貴方を閉じ込める。」 レトは最後のペンダントを、はずす。小さな宝石が彼女の肌から離れた瞬間、羽が現れた。蝶のように美しく、それでいてか弱さを感じさせない、羽。
/209ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加