第二章 約束

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「ああ、見えない。でも、レトのせいじゃない。自業自得だ。」 そのままエリュトが月を見上げてしまったので、この話題は途切れた。 「さっき何を考えていたの?」 「言い訳。」 「誰への?」 「レトへの。」 「私?」 レトが自分を指差して問うと、彼は軽く頷いた。
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