そのとき僕は、

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僕が形を成しはじめても まだ貴女は気付かない 何重にも僕の元へ重なり合う 貴女の声が聞こえた 楽しそうに、嬉しそうに笑う声が 僕の空間に、響き渡る 貴女の幸福の協奏曲を 貴女の無償の愛の中 ゆらり、ゆられながら聴いたから 早く貴女の元に産まれたい、と そのとき僕は、
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